【ママさん必見】意外と危ない!歯磨き中の子供の事故を防ぐ5つの方法

子どもの歯磨き事故防止


走り回ったり、よそ見をしたり、子どもの歯磨きは予想外に難しいもの。ほんのささいなきっかけが事故につながることもありますから、お母さんたちはいつもハラハラしているのではないでしょうか。

2010年から2014年の間に起こった子供の歯磨き事故は、実に200件以上にのぼります。この種のニュースを聞く度、ママさんとしては、「自分の子供にも同じことが起こったらどうしよう」と心配になってしまいますよね。

では、歯磨き中の子どもの事故を予防するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、その方法についてご紹介します。

子供の歯磨き中の事故が多発している!

国民生活センターの発表によると、歯磨きをしている最中に外傷を負ったという報告が、2010年12月~2013年1月までの間で50件も寄せられています。そしてこの内5人に1人は、命に別状はないものの、入院が必要になる程度の大けがをしています。

また、同団体が子を持つ保護者1200人に対する意識調査を実施したところ、4分の1の方が「歯ブラシでケガをしそうになったことがあるか、けがをしたことがある」と回答したのです。つまり歯磨き中に起こる子供の事故は決して他人事ではなく、いつ我が身に降りかかってきてもおかしくはありません。

他にも、歯磨き中に起こる子供の事故に関する意識調査において「事故はとても危ないと感じる」と回答した方は、事故を聞いたことがない方が23.4%であったのに対し、事故を聞いたことがある方は48.9%という結果に。「歯ブラシによる事故が起こる可能性がある」ということを知っているかどうかによって、歯磨き中の事故に対する意識が倍近くも変わってくるのですね。

では、歯磨き中の子供の事故を予防するには、具体的にどうすればいいのでしょうか。今回は、その予防策についてご紹介していきます。

1. 忙しくとも、絶対に目を離さない!

子どもを見守る母

Photo By Maria Grazia Montagnari

歯磨き事故を予防するための第一歩は、子供が歯磨きをしている最中は絶対に目を離さない、ということです。ママ(パパ)がしっかりと見張っておくことで子供が動き回るのを防ぐことができますし、「危ない!」と思ったらすぐに歯ブラシを取り上げることもできます。

歯磨きは数分程度で終わりますので、忙しいことを言い訳にせずに、しっかり見守ってあげましょうね。

2. 走るの歩くの禁止!落ち着いて歯磨きを

走る子ども

Photo By Arturo R

国民生活センターに報告された49件の事故のうち、31件は歯磨きをしながら歩き回っている時に発生しています。また、0歳児から3歳児のうち、約6割の子供は歯磨きをしながら歩き回ることがある、というデータも存在します。また、歯磨き中の事故の中で2番目に多いのが、歯磨き中に人や物にぶつかることによって起きたものだそうです。

子供が歯磨きをしている時は、絶対に歩き回らせないようにしましょう。また、歯磨きをしている最中でなくても歯ブラシを持っている状態のままでは、ウロウロさせないことが大切です。

3. コツは「座って、ゆっくり」

台に上がる子ども

子供の歯磨き事故は、不安定な場所(台や高い椅子など)からよろけたり転落したりしたときにも発生しています。特に椅子など落ちた時に勢いよく歯ブラシが刺さる可能性があるような場所は注意が必要です。

床や、大きなソファの上など、安定した場所で、ゆっくりと歯磨きをさせるようにしましょう。

4. 困った時は、必殺「手鏡」!

手鏡を持つ子ども

Photo By Guillermo Alonso

子どもに手鏡を持たせ、自分の歯を磨くところを見せるというもの有効です。注意を鏡に集中させることで、歯磨き中に動き回ることを回避することができます。おまけに、しっかり丁寧に歯をみがくことができるので、虫歯の予防にもなりますね。

歯を上手にみがくことができたら、褒めてあげることをお忘れなく!

5. 安全対策がなされた歯ブラシを使おう!

事故防止プレートつき歯ブラシ

最近は、歯ブラシが必要以上に口の奥に入っていかないよう、安全対策が施された歯ブラシも販売されています。もしもの時もブラシの少し下にプレートがついていればそれ以上奥に歯ブラシが入っていかないため、ケガをしなくて済むわけですね。

歯磨き中の事故を予防するためには、こういった歯ブラシを使用するというのもおすすめです。ただし安全対策がされていれば絶対に安心というわけではありませんので、お子様が歯磨きをしている最中は、絶対に目を離さないようにしましょう。

事故は未然に防いで、安全な歯磨きを

歯磨き中の事故が起こると、口腔内をケガするだけではなく、最悪の場合は命に関わるような事態に発展してしまう可能性もあります。

大人になっても綺麗な歯でいられるように、子どものうちからしっかりと歯磨きの習慣をつけることは大切なことです。お子様が早く自分で歯磨きができるように、一人でやらせてみることは重要ですが、しっかり見守りながら、事故を予防することを忘れないようにしましょう。お子様を守ってあげられるのは、保護者であるあなたしかいないのですから。

 

ホワイトエッセンス 歯の健康サポート

(編集・執筆:サムライト


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